こんにちわ、レイミッカです。
ミックスでイコライザーを扱う上でも、作曲する時でも、各楽器がどの辺の周波数を持っているのか何となく把握する必要があります。
ミックスの時に帯域の被りを意識しすぎる必要はないのですが、ある程度知っておくと考えやすくなります。
各楽器が担当するHz
実際はパラメトリックEQの機能でアナライズというものがあり、それを通せばすぐに分かるものですが、初心者の方はまとめておきたいですよね。
一般的な楽器というより私がよく扱うバンド編成時に使う楽器を例に挙げていきます。
- キック・バスドラム
- スネア
- シンバル系
- ベース
- ギター
- ボーカル
- ストリングス・ブラスやホーン・シンセサイザーなどの上物
この辺りでしょうか。
キック・バスドラム
まずシンプルにパラメトリックイコライザーに通したものがこちらです。
50〜100Hzが大きく持ち上がっています。
ジャンルにも寄りますがロックやポップスなど多くのジャンルで60Hz前後がメインとなります。
また、1~2kHzも重要とされているので、ブースとして楽曲に合う Hzを探してみるといいですよ。
スネア
パラメトリックイコライザーに通したものがこちらです。
スネアに関しては150〜200 Hz周辺がとんがって見えると思います。あとはキックと同様、ザラっとした音が1kHz以上の高域に含まれるので、ここも重要です。この2つのバランスによってどんな音か把握できます。
シンバル

これは明らかに1kHz以上にみられます。棘が細かいのが特徴です。
ベース

100Hz以下に多く出ています。
エレキベースを使うロックやポップスでは80Hz前後に設定することが多いです。
いわゆるスラップみたいなベチっとした音は1~2kHz周辺に存在しています。

ギター

100~8kHzくらいまで幅広く存在しています。コードを弾くような楽器はこのように幅広く周波数があり、楽器全体を馴染ますように存在してます。
ボーカル
ギターと同じく150~10kHzと幅広いです。
上物
こちらはヴァイオリンを通したものです。
楽器にもよるし、弾いてる音階にもよるのですが、MIX時には大体ボーカルより少し高いHzを担当させることが多いです。
最後に
以上となります。
何となくどのように楽器が配置されてるか分かると思います。
DAW付属のEQにもアナライザー機能は付いていると思うので一度自分で通して見てみると面白いですよ。


