1曲完成までの6つの過程

こんにちわ、レイミッカです。

よく「どうやって曲を作るのか?」と聞いてくれる方がいます。

とても嬉しいのですが、なかなか説明できる時間がなくてもどかしい気持ちです。

作曲初心者も作曲している人も気になる内容だと思います。また、すでに楽曲制作を始めているがプロっぽい音にならない人にも参考になれば嬉しいです。

今回は理論的なことではなく、どんな流れで1曲が出来上がり配信されるのか、全てお話しします。


この記事が役に立つ人

  • これから楽曲を制作したい人
  • 音源がなんかプロっぽくなくて悩んでいる人

①DEMO曲を制作

DEMO曲とは概要をつかむための制作途中の音源です。

どのあたりまで制作するのかは人によって違います。私の場合は、構成・リズム・コード・メロディ・歌詞を作成しある程度編曲も行った状態まで作ります。

ラインとしては、何となく音楽関係者以外の人に聞かせても自分が恥ずかしくないレベルを意識しています。

この後話が出てきますが、このDEMOを聴きながら演奏家たちも制作を進めるので、ある程度聴いてテンションが上がるレベルの状態にはしておきたいです。


プロっぽい音にならない場合の解決策

結論は「その道のプロに依頼をしてみる」ことです。曲の構成やメロディとリズムも1つの要因ですが、音の違いが大きいです。

何でも自分でできるようになりたい気持ちがある方もいると思いますが、まずは依頼を請け負っていて、自分が好きな方に1つだけでもいいので依頼をしてみてください。一気に化けます。

この後私の依頼する部分を紹介します。

②生楽器演奏とレコーディングまたは演奏依頼

次にDEMO曲をもとに生楽器を入れていきます。

いわゆるDTM(Desk Top Music)はパソコン1つで楽曲を制作できるわけですが、 ジャンルや自分の技量・制作環境によっては打ち込みだけでなく生演奏を入れることもあります。


私の得意としているバンドやJpop・Rockは生演奏の方が映えることもありますが、打ち込みと生演奏が両方入っていることも多いです。

  • エレキギター
  • エレキベース
  • ドラム
  • ストリングス
  • ホーン(ブラス系)
  • ピアノ

この辺りはできれば生演奏の方が迫力が出ます。


もちろん打ち込みの技術が高い人は劣らない表現も可能ですが、打ち込みにもプロの方が存在しており、それはそれで習得するのが難しいです。

私の場合はエレキギターは必ず依頼して、次点でエレキベース、その他は打ち込みということが多いです。

予算が許されれば全て生演奏が良いんですけどね。。


用意するものとしては

  1. コード譜(BPMの記載含む)
  2. DEMO曲
  3. DEMO曲から依頼する楽器を抜いたもの
  4. DEMO曲を楽器毎に分けたもの
  5. 歌詞

の5種類です。

「DEMO曲を楽器毎に分けたもの」は「パラデータ」なんて言ったりします。これがあると演奏する側は非常に演奏しやすいので、なるべく入れるようにしています。

プロに演奏依頼をすることで一気に楽曲がプロの音になります

③ボーカリスト・歌い手さんへ歌唱依頼

ボカロ曲の場合は必要ありませんが、

楽器の演奏が完成して、編曲が進んだら次に歌入れを依頼します。

DEMO曲の段階で自分で歌うかボーカロイドで仮歌を入れているので、それを参考に歌ってもらいます。

用意するものは楽器演奏依頼と変わりません。

④MIX・Masteringの実施または依頼

ボーカルのデータも完成したら、各楽器と打ち込みとボーカルを聴きやすくバランスを取ります。私はMIXするのが好きなので、大丈夫なのですが、あまり得意でなかったり好きじゃない人には苦行だと思います。

また、これはかなり高レベルの技術が必要になり時間もかかります

ここをプロお願いするだけでも大きく変わります。パラデータのMIXを請け負っている方に相談してみましょう。

⑤MV制作依頼

広報でMVを制作する場合は必要になってきます。

MV制作期間はピンキリですが、楽曲制作と同じくらいかかるイメージなので、私の場合はDEMO曲の段階で相談することが多いです。

イラスト+MV制作となるとイラスト制作期間も追加されるし、実写MVの場合もロケーションや演者のスケジュールを抑えなくてはならないので、スケジューリング能力が問われます。

⑥SNSへの発信と配信登録

曲が完成したら発信します。知らない方には意外かもしれませんが、今は誰でもiTunesやサブスクなど全世界に配信が簡単にできます。

配信登録は慣れてしまえば、そこまで難しくないですが全部やると結構時間かかるので、配信日の設定は余裕を持っておいた方が良いです。

最後に

今回は曲が出来上がるまでの過程についてお話ししました。

もちろん作り手によって過程は変わりますし、並行して行うこともありますが、これが私の実際の歌もの楽曲の制作スケジュールです。

人が関わるほどスケジューリング能力やメールでのやり取り、話し合いなども増えるので、社会性が必要となり結構大変です。でも自分にはないエッセンスが足されて良い作品となることが多いですし、繋がりが増えることは嬉しいです。

また、自分の楽曲に何か足りない、、と思ったらプロに依頼してみると一気に楽曲のクオリティが変わります。なかなか納得できる音源が作れないとモチベーションが下がってしましますしね。

いくつか部分的に依頼してみて、徐々に自分でやりたいところはやってみるといいと思います。

これから楽曲を作ってみたい人は参考にしてみてください。

最後まで見ていただきありがとうございました. SNSも更新しているのでフォローしてくれると嬉しいです!

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