こんにちわ、レイミッカです。 音楽活動に必須の音源制作。皆さんは1曲を完成させるまでにどれはど金額をかけていますか? 初めて制作してみたいという方はどれほど予算をかけたらどんなクオリティになるか分かりづらいと思います。
もちろんこだわる程かかる費用は高くなりますし、その一方で実は自分の演奏技術だけではクオリティは上げられなかったりします。
そこで今回はプロが曲(音源)を作って配信するまでの、最低限の予算をお伝えしたいと思います。
音楽制作の流れ
ちなみに私の場合ですが、CD化はせず配信されるまでとした場合は1曲約10万円です。
全く自分でやらない場合の一般的な楽曲制作の流れとかかる最低金額は
①作詞作曲依頼:5万円〜
②編曲:5万円〜
③生楽器演奏依頼・レコーディング:3万円〜
④ミックスマスタリング:3万円〜
⑤配信登録(Tunescore):0.5万円〜
⑥カバージャケット:2万円〜
合計:13.5万円+楽器数×3万円〜
②の楽器がボーカル・ギター・ベース・ドラムだけであった場合は約25万くらいですね。
楽器数によっても変わりますし、楽器演奏者は個人事業主も多いので誰に依頼するかで大きく変わります。あとはこの中で自分達でどこまでできるかによっても変わります。
作編曲に関して、正直作曲家の意見としては、これだと安すぎます。でもココナラなんかではそんなもんで受け付けている人もいるんですよね、、
私であれば作詞・作曲・編曲・ドラム演奏とREC・ミックスとマスタリングまでは自前で行えるので、その分は安く済んでいます。以下MVはその例です。
作詞・作曲にかかる費用
作曲だけのパターンが多く、コードとメロディの制作だけにかかる費用です。ここの費用はいい曲が作れるか、というよりどれだけ有名な方かによります。有名な方であれば広告にもなりますが、誰もが知るような作曲家にはそもそも個人で依頼できない可能性が高いです。
人を選ばなければココナラを見ていると大体5万円あれば、やってもらえそうです。(安すぎます。。)業界の方の話を聴いていると最低で10万円、有名な方であれば5~50倍の方もいらっしゃるようです。
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編曲にかかる費用
作曲とは別の作業としてカウントされます。FX(効果音)や各楽器を打ち込みで入れたり、構成を考えたりします。いわゆるアレンジです。
個人的に編曲は作曲よりレベルの高い作業だと思っていて、私も出来るようになるまで時間がかかりました。ココナラを見た感じ、編曲の相場は5〜10万円で、作曲と同じく依頼先によって料金が変わります。
これも正直、編曲5万円は安すぎると思います…
生楽器演奏・レコーディングにかかる費用
生楽器演奏とレコーディングは別に説明すべきですが、宅録で済んでしまうパターンも多いので一緒にしています。ここはクオリティと予算を考えた時に抑えるべきポイントがあります。
・打ち込みについて
ちなみに各楽器も打ち込みで済ませてしまえば費用は抑えられますが、楽曲のクオリティが天と地ほど差があります。
「最近は打ち込みや音源のクオリティが高くなっている」という方もいらっしゃいますが、、、そんなことは正直ありません。
そもそも、その打ち込みは「打ち込みがプロレベルの人」の打ち込みなのであって誰でもそのように打ち込めて、さらにうまく音作りやミックスが出来るわけではありません。
特にギターを再現するのは至難の業です。
・生楽器演奏の費用について
そこで生楽器は演奏家に依頼をするわけですが、先ほども挙げたように楽器演奏者は個人事業主も多いので誰に依頼するかで大きく費用感が変わります。
気になる方がいれば、まずは問い合わせてみるといいと思います。
ここはやはりどれだけ予算を割けるかによります。できれば全ての楽器をプロの演奏家に演奏してもらった方がクオリティは高いです。
最低でもギター・ベース、次点でドラムでしょうか。ストリングスやホーンなども依頼できるとどんどんクオリティは高くなりますね。
・宅録とスタジオレコーディング
宅録に関して、ソフトウェアのクオリティは高いので、ギターやベースは宅録でも充分楽曲にそのまま使えます。演奏家も宅録の設備は整えてらっしゃる方が多いように思います。
ただ、やはりスタジオでレコーディングエンジニアが撮る音の方が私は好きです。バンドマンとしても。
もちろんアーティストの方向性によりますし、曲によって打ち込みの音がカッコいいし似合う場合もあります。でもメジャーバンドのレコーディングしている風景をよくSNSでみますよね。
ただ全ての楽器をレコーディングスタジオでエンジニアにRECを依頼するとお金がだいぶかかります。。
スタジオの料金によりますが、下記MVの音源はドラム・ベース・ギター・ボーカルのRECに6万円ほどかかりました。↓
レコーディングスタジオは1時間で1万円前後が相場かと思います。ここも自分がこだわっている部分が何なのか、予算がどれほどあるか、によって選択できると思います。
ミックス・マスタリングにかかる費用
ミックスダウン(ミックス)・マスタリングとは、録音された音を音源として聴けるようにバランスを整えて、音源として完成させるまでの工程です。
ちなみに「歌ってみたのミックス」のようにボーカルとオケを合わせるのとは大きく違います。
こちらも専門的な知識や技術、設備と経験が必要です。ココナラの相場をみると2〜5万円の幅がありますね。
業界で引っ張りだこの方であれば時給になっているようで、1曲あたり10万円以上で上限はないです。高ければいいというわけではないですが、個人で依頼する場合いいミックスができるのかどうかは判断が難しいです。
私の感覚ではミックスはほぼ料理と同じで、食材(レコーディングされたそれぞれの音源)を調理(ミックス)しているような感じです。レコーディングした方とミックスする方が別々の場合、どんな音源のものをミックスしたか分からないのでさらに判断が難しくなります。
いい音源であれば塩かけて食えば美味いので。
だからある程度自分で良し悪しを判断できる程度に勉強はしておくことをお勧めします。
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配信登録にかかる費用
Apple MusicやSpotifyなどのサブスクリプション配信やiTunesでの販売などの登録にかかる費用です。私はtunes coreというサイトを使用しています。簡単に世界に配信できるので最初は感動しました。
1曲4169円で3年間配信できます。
カバージャケットにかかる費用
こちらは配信時に登録する画像です。いわゆるジャケ写ですね。なんでも大丈夫なんですが、写真かイラストを用意する必要があります。
できればこちらもプロに依頼して作ってもらうのがいいと思います。イラストであれば0.5~10万円で依頼できます。ココナラでもたくさんクリエイターさんがいます。
最後に
今回は1曲の音源制作にかかる費用をお話しました。書き終わってから気づきましたが、パソコンやその他機材費は入っていませんので、道具は揃っている前提の話になっています。
予算にもよりますが、費用をかけるところを間違えなければ質の高い作品は誰でも作れます。妥協しない点がどこなのか、メンバーや自分自身と話し合う必要がありますね。
流れを見て何かわからないことがあれば私にお気軽にご相談ください。下記までお問い合わせいただければ、お力になれると思います。
