
私は10年勤めた会社を退職し,2023年4月からフリーの音楽家になりました.
「音楽1本にするには遅い」
「若いうちから専業にしないのは覚悟が決まっていない」
そんな意見もありましたが,10年会社員を経験し役職まで就いたからこそ会社で学んだこともたくさんあり,音楽の仕事に活かせることも見えてきます.いつなったって遅くはないんです.それを証明するために,この活動している節もあります.
今回の投稿では「これから音楽家を目指す人」のために社会人でも音楽の仕事に活かせることを共有していきますね!
①PDCAサイクルを回せ!
社会人になるとよく聞く言葉ですね.古いという意見もありますが,基本的な考え方は重要だと思ってます.会社で染み付いたからか,音楽やバンドをやるにしても自然とPDCAサイクルを回していました.これのおかげで,どのように目標に向かって進めばいいか考えることができていました.この考え方を知らないとフリーランス音楽家にはなれていなかったと思います.
②組織のあり方
どの業界にもいえることですが,色んな考え方を持つ人がいます.具体的には,自分の考えを基準として
- 古い考えを持つ人
- 新しい考えを取り入れようとしている人
- 完全に新しい考えを持つ人
の3つです.
どういう人がどういう立ち位置で,その組織の構成がどういう状況になってるのか.把握しておくことで,自分に不利な状況を去なすことができるようになりました.
③年下とのコミュニケーション
音楽家になると若い世代と常にコミュニケーションをとっていく必要があります.特に音楽家になりたての人は,学生も顧客になることも多いです.会社員時代も毎年どんどんと新入職が入ってくるような職場でした.あまり壁を作らず,どのようなコミュニケーションが受け入れられるのか考えていました.また,多種多様性に富んでいることが理解できたため,役立っています.
④文章能力
音楽家に文章能力は必要なのか?そんな疑問が飛んできそうですが,これは自分には必要だったと思っています.もちろんアーティスト活動がバカみたいに上手くいっていれば必要ないでしょう.しかしフリーランスの音楽家のほとんどの仕事は
- コネクションで依頼
- SNSで発見されて依頼
されています.つまりSNSで発信していく能力が必須となるわけです.私はSNSで発信している中で文章能力の必要性をとても感じています.
⑤目標設定能力
こんな名前の能力があるのか分かりませんが..PDCAサイクルを回す以前に,どんなことを目標を立てて,どんなタイミングで見直すとどんなペースで進むのか.この感覚は学ことができました.会社員を経験していないと目標をクリアしていくための感覚はなかなか養えなかったと思いますね.
まとめ
まとめると
①PDCAサイクル的な何かを回せ!
②組織のあり方の理解
③年下とのコミュニケーション
④文章能力→SNSは必須!
⑤目標を明確に!
最後に
今回は社会人の経験が音楽家に活きたことを紹介しました.自分はこれらが全部できているわけではなく,「必要だと感じている」と気付けた部分が大きいと思っています.会社員して役職についていなかったら思いもしなかったことがたくさんあると思います.まずは何事も知ることからですね.
