MV制作を中心としたアーティスト・バンド活動にかかるお金

こんにちわ、レイミッカです。

前回は1曲作るのにかかるお金についてお話ししました。今回はMV制作を中心としたアーティスト・バンド活動にかかる費用にるいてお話しします。いくらかけるかは個人の価値観や目標によって変わると思います。今回は「ガチで売れようとした結果、いくら投資にかけた」というのをお話しします。

スタジオ練習やライブにかかる費用は何となく皆さん想像つくと思いますので、今回はMV制作にかかるお金の話を中心にお伝えしたいと思います。

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MV制作やアーティストバンド活動にかかるお金はいくら?

音楽するのにかかる費用は?

大体かけてきた投資先は

  • 曲を作るのにかかる費用
  • MV製作費用
  • アーティスト活動に必要な費用
  • ライブにかかる費用
  • 広告費

この辺りです。

私が音楽活動にかけてきた平均は毎年100万円ほどです。

これは自論なのですがプロとアマチュアの違いの1つは「予算と時間にどれだけ自分の資源を突っ込んでいるか」だと思います。

私は会社員時代は生活費以外ほぼ全額突っ込んでいたので、プライベートはケチなのにお金がない人という謎のレッテル貼られてました。

また曲やアーティストとしてのクオリティ、認知度の浸透も予算の差は大きいです。

曲のクオリティについてはかけ方が分からない人もいると思いますが、こだわる程かかる費用は高くなります。自分の演奏技術だけではクオリティは上げられません。

認知度についても「今はSNSがあるから、そんなことはない」という方もいそうですが、誰もが知るTikTokでバズっている人気のアーティストも売れる前の1stシングルはYouTubeの広告でずっと流していたことを覚えています。

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MV制作費用

ここは音楽活動をしている方であれば誰でも気になるところではないでしょうか?

MVでよくあるのは4パターンです

  • 実写MV
  • フルアニメーションMV
  • アニメーション+イラストMV
  • イラスト+文字アニメーションMV

もちろん上記の組み合わせもありますが、大きく分けると4つです。それぞれかかってくる費用感は変わってきます。


・実写MV例【Emit-tenpest「エンハンサー」MV】


アニメーション+イラストMV夜食前にクラウダー『シースルー』MV】

・アニメーション+イラストMV【夜食前にクラウダー『空に溺れる』MV】

・イラスト+文字アニメーションMV例【江森亮「DOPE (feat. かおのあつまったこ)MV」】


①実写MVにかかる費用

こちらは

・スタジオ費:5万円〜

・楽器レンタル費:4万円〜

・カメラマン雇用費:5万円〜

・ディレクター(絵コンテ+動画編集)雇用費:5万円〜

・演者出演費:3万円〜

・衣装費:3万円×人数〜

・小道具費:1万円

・ヘアメイク費:1万円〜

・移動費:2万円〜

が大まかなかかる費用です。

全て外注だと最安でも30万ほどかかります。

内訳はだいぶ違いますが、以下のMVは総額約40万円で撮影しました。

費用を抑えたければ、自分たちがどこを削れるのか、自前で賄えるのかを考えます。

例えば自分たちだけで出演すれば演者の出演費は抑えられますし、ヘアメイクは自分たちでもできますよね。

個人的に費用をかけると比例してクオリティが上がるのはスタジオ費です。しっかりとしたスタジオ、こだわったスタジオを選べば自然とクオリティは高くなると思います。

ちなみに先ほどのMVは廃学校を貸し切っており、予算の半分がここにかかっています。

②フルアニメーションMV

メジャーアーティストなんかでも一般的な、4つの中で1番手間と時間と費用がかかります。

相場はピンキリで、正直有名アーティストを担当しているような方の相場は不明です。さまざまなアニメーターに問い合わせましたが、まず個人での依頼は不可能で、とりあえず100万円以上は確実でさらに上限も見えません。

個人で引き受けてくれるようなアニメーターを探すのは大変です。コツとしては#indie_animeというハッシュタグでTwitterで検索し、MVの作成を引き受けていただける方を探すか、ココナラ等を利用するのも手です。

Twitterだと募集している方も多くはないので、私は何人もDMしました。

相場としてもそのアニメーター・クリエイターさんによるので、何とも言えませんが、自分の予算で引き受けてもらえるか相談してみるといいと思います。ココナラであれば最低でも30万円くらいは必要になります。

③アニメーション+イラストMV

これはフルアニメーションとまではいかないが、半分アニメーションでイラストのシーンもあるMVです。

ボカロや歌い手界隈のMVに多いですよね。

こちらはフルアニメーションよりは予算を抑えられますが、イラストレーターさんの設定料金によります。

また、一枚絵ではないので、何枚書いていただくかによって予算が変わってきます。

相場としては「フルアニメーションMV以下」としか言えません。

④イラスト+文字アニメーションMV

こちらはさらに費用を抑えられます。

イラストレーターに1枚絵のイラストを依頼し、文字アニメーションをつけられる動画編集者にも編集依頼をします。

これもやっぱりそのクリエイターの設定料金によりますが、

イラストレーター:2〜10万円

動画編集者:2〜5万円

くらいのイメージです。

アーティスト活動にかかる費用

これは活動する時に必要となる雑費みたいなものです。省くこともできますが、大体このようなものが必要になります。

  • ロゴ
  • アーティスト写真
  • HP運営

①ロゴ

これは1度いいものを作ってしまえばブランディング的に変える必要ないと思うので、しっかりしたものを作りました。

ココナラで調べると0.5〜5万円の幅で作成してもらえます。

②アーティスト写真

いわゆるアー写です。何をするにもアー写は必要になってきます。

こちらはスタジオ代、カメラマンに払う費用がかかります。

大体合わせて5〜10万円くらいのイメージです。友達に頼んで外で撮れば移動費だけで済みますね。

③HP運営費

必要かどうかはアーティストによってかと思います。大体年額で2万円あれば可能です。

ライブにかかる費用

  

アーティスト活動につきもののライブ活動。やらないという判断も大いにアリとなってきています。

やり方はいくつか種類があって

  • ワンマンライブ,企画ライブ
  • ブッキングライブ
  • 配信ライブ
  • 路上ライブ

大体この4つかと思います。

チケット売上や投げ銭がどれほどあるかによって収支をつけられます。今回は支出の話です。


①ワンマンライブ・企画ライブ

これは自分が主催のライブです。

これはシンプルにライブハウスの貸切料金がかかるのと、曲の練習とゲネプロのスタジオ料金がかかります。

休日なのか平日なのか、あと何人規模のライブハウスなのかによって費用は変わってきます。

私が休日に首都圏内で300人キャパの企画ライブを行った際にかかった費用は

・ライブハウス半日レンタル費:25万円

・ゲネプロ:0.8万円

・スタジオ練習(3回):2.5万円

・ライブカメラマン:1.5万円

・物販スタッフ2名:2万円    

合計:約30万円           

こんな感じでした。もちろんライブハウスのレンタル費は規模数に比例します。

いかにライブをするのに気合がいるか分かるよね。。

あとは規模がもっと大きくなってくるとスタッフや演出とか出てくるんでしょうね。

②ブッキングライブ

ライブハウスや知り合いのアーティストが行うライブに出演するブッキングライブ。

こちらはいわゆるチケットノルマというのがあって交渉次第で安くできます。

大体2500円×7〜15枚くらいのイメージです。

つまりかかる費用は2〜3万円+スタジオ練習費といった感じ。

私の場合、知り合いのアーティストにお誘いいただく場合は出ていましたが、それ以外はほとんど断っていました。

③配信ライブ

これもどういう形態でやるのか大きく変わりますが、配信する場所がスタジオであればスタジオ費+機材レンタル費です。

あと、初めてやる場合は配信のテストやスタッフは1人いた方が楽だったりするので少なくとも1万円くらいかかりそうです。

④路上ライブ

これは一切経験がないので分からないのですが、お金は移動費だけかと思うので最安ではあると思います

広報費

 

ここを莫大にかけられるのが個人と企業の大きな違いかと思います。

まずアーティストがやる広報の方法として大きく2パターンあって、SNS広告という一般的にお金をかけてやる広報と自分たちでコンテンツを量産して無料のプラットフォームで発信する無料の広報があるかと思います。
基本的には両方やるべきだろうと考えていますが、どちらも実行に移して継続していくには相当な覚悟と努力が必要です。

①SNS広告

さまざまなSNS広告があって、個人的にやったことあるのはYouTubeの広告です。

値段の上限等は決められるので、やってみるとどういうものか理解できるのでオススメです。

どのような効果を目的としているかを考え、その広告によって得られる動線からその効果を生み出せるような工夫が必要です。

私の場合、YouTubeの広告の効果で得られた視聴回数は、30万円で8万回viewでした。

これを安いとみるか高いとみるか?

この広告によって得た動線で支出の回収がどれだけ回せるのか、またどれほどかければ回収できるのかによって価値が決まります。

私は前回、何もわからず広告をかけたので、失敗に終わりましたが、次こそは上手くやりたいです。

②無料の広報

いわゆるカバー動画や有名アーティスト曲の歌ってみた・弾いてみた、なんかがそうですね。

これは無料といえども、良い宣伝に繋げるには良いコンテンツを作り続ける必要があります。

そうなるとコンテンツ作りにお金が発生してしまい、無料とはいえませんがSNS広告と比較するとファンとの交流もしやすく非常にメリットが大きいと思います。

あとは継続することができるかどうか、、私も過去にバンドでカバー動画を毎週1本やると決めて3ヶ月ほど続けたことがあります。やっている間は確かに多くの方に認知されて、それをネタに交流もできていましたが、ほぼそのカバー動画の制作に時間を取られてしまいメンバーも疲弊していきました。

好きでやれる人か相当な気合いがでないと継続は難しいと感じています。簡単に売れる方法なんてない、ここをいかに工夫できるかが重要なんだと思います。

最後に

 

今回はアーティスト活動にかかる費用についてお話ししました。

高いとみえたか、意外と安いとみえたか、、

会社員の方で趣味でやる分には、大きすぎる費用ではないと思います。

ただアーティスト活動のみでこの金額を賄えるようになるのは一握りだと感じます。

私はまだ支出の経験しかないので、いつかこの活動を賄える収入を得られるようになったら、収入の記事も書きたいですね。

 
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